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中学生の学校内裁判を描いた異色作!?映画【ソロモンの偽証】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する宮部みゆきの超大作【ソロモンの偽証】を紹介していきます!ちなみに今回紹介するのは映画版でバンディーは原作を読んでいない状態での感想です!

前・後編2部構成の大作ミステリー映画!!

【ソロモンの偽証】とは

最初に簡単に【ソロモンの偽証】について書いておきます!

今作は2012年に発行された宮部みゆきの原作の小説を映画化した作品です、原作は三部作で発行され一冊のページ数が700ページもある超大作です!

ミステリーランキングでも文春ミステリーベスト10で2位、このミスでも同じく2位を獲得しており高い評価を得ていますね!そんな大作の映画化の出来ははたして・・・!?

前編・事件

概要

  • 作品名:【ソロモンの偽証 前編・事件】
  • 公開日:2015年3月7日
  • 監督:成島出
  • 出演:藤野涼子・板垣瑞生
  • ジャンル:サスペンス、学園ドラマ
  • 制作国:日本

あらすじ

バブル経済が終焉を迎えつつあった1990年12月25日のクリスマスの朝、城東第三中学校の校庭で2年A組の男子生徒・柏木卓也が屋上から転落死した遺体となって発見される。警察は自殺と断定するが、さまざまな疑惑や推測が飛び交い、やがて札付きの不良生徒として知られる大出俊次を名指しした殺人の告発状が届き、事態は混沌としていく。遺体の第一発見者で2年A組のクラス委員を務めていた藤野涼子は、柏木の小学校時代の友人という他校生・神原和彦らの協力を得て、自分たちの手で真実をつかもうと学校内裁判の開廷を決意する。

引用:映画.com

予告

事件が幕を開ける

映画の第1部は現代の描写から始まりますが回想する形で1990年に起こった事件について語られていきます。

クリスマスイブに学校の屋上から転落死した同級生の男の子は事故なのか事件かそれとも・・・

主人公藤野が転落死した男の子を発見し、物語が動きだします。告発文が届きその内容は真実なのか?マスコミも報道し出し大きな事件になっていく中、関係者の証言が述べられていくが本当にすべて本当の事を言っているのか?

観ていく事に分からなくなり、学生たちを取り巻く思春期の頃の悩みやいじめ、等も描かれ、前代未聞の学校裁判を始めるための準備が進められていきます。

ますます見ているバンディー自身真相が分からず先が非常に気になるところで前半は終了します・・・

後編・裁判

概要

  • 作品名:【ソロモンの偽証 後編・裁判】
  • 公開日:2015年4月11日
  • 監督:成島出
  • 出演:藤野涼子・板垣瑞生
  • ジャンル:サスペンス、学園ドラマ
  • 制作国:日本

あらすじ

男子生徒・柏木卓也の死から始まった一連の事件に揺れる城東第三中学校で、前代未聞となる子どもによる子どもだけの校内裁判が行われることになった。告発状によって柏木卓也殺害の嫌疑をかけられた問題児の大出俊次を被告に、校内裁判の提案者である藤野涼子は、検事として大出の有罪を立証しようとする。対して、他校生でありながら裁判に参加する神原和彦は大出の弁護人となり、涼子と対峙する。さまざまな思惑が絡まり合う中、涼子らは必死で真相を究明しようとするが……。

引用:映画.com

予告

前代未聞の子供たちの裁判が始まる

前編では事件から裁判が始まるまでの過程が描かれていましたが、後編ではついに中学生による学校内での裁判が始まります。

自分たちで事件の真相を知るため様々な困難を乗り越え、教師との対立、入念な打ち合わせ、事件の事について調べ準備を行っていきます。

バンディーは勝手に教室でこじんまりと裁判を行うのかと思いましたが、ガッツリ体育館で行いますし、親や他の生徒も参加しており、判事と陪審員も立てて子供たちが行うからおままごと程度の裁判ではなく本当に真相が知りたい!っていう思いが観ているこちらまで伝わる本気度でした!

弁護人と検事のやり取りもあり、行っている事は裁判です(笑)詳細な疑問点についてのやり取りや真相が分かってくる頃には驚愕の事実が判明するのですが、バンディーは真犯人?の言動や動機には嫌悪感を抱いてしまいました・・・

もしもバンディー自身が中学生の時にこんな学校内裁判が行われたら一体どういう行動を取ったのか?考えてしまいましたね~

前編・後編と映画でも巨編ですが飽きることなく見入ってしまいましたし、観終わった後余韻に浸ってしまう作品でした!!

リーガルミステリーは以前にも【真実の行方】【検察側の罪人】【ニューオーリンズ・トライアル】の傑作もあるので興味がある方は是非目を通してみて下さい!!

宮部作品について

宮部作品はバンディーは何作か読んでいますが以前は【火車】を紹介しました!

宮部みゆきはバンディーが小説を読み始めた中学生の頃にはもう活動していて未だに現役のレジェンド作家と言っても過言ではないでしょう!

【模倣犯】【名もなき毒】等の名作ミステリー、さらには【ブレイブストーリー】と言ったファンタジー作品も書ける多彩な才能の持ち主です!

必ず東野圭吾と同じ本読みの方は一度は通る道ではないでしょうか?(笑)

しかし、宮部作品は大作が多いのですが、大概かなりのボリュームがある作品が多いのでなかなか簡単には読見づらいのが難点ですね!

あれだけのストーリーを描こうとしたらかなりのページ数になるのは分かりますがもう少し構成を整ってくださればもっと気楽に読める作家さんだと思いますね~!

【ソロモンの偽証 前編・後編】

バンディー的オススメ度

★★★★★★★★☆☆

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