ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品はアンソニー・ホロヴィッツのミステリー小説【その裁きは死】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
4大ミステリーランキングで4冠を達成した前年【メインテーマは殺人】は骨太の犯人当てミステリーでしたが、今作は一体どういうに仕上がっているのか!?
やっぱり4冠を達成する!!
概要
- 作品名:【その裁きは死】
- 作者:アンソニー・ホロヴィッツ
- 発売日:2020年9月11日(文庫本)
- 発行所:東京創元社
あらすじ
実直さが評判の弁護士が殺害された。裁判の相手方が口走った脅しに似た方法で。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた謎の数字“182”。被害者が殺される直前に残した奇妙な言葉。わたし、アンソニー・ホロヴィッツは、元刑事の探偵ホーソーンによって、奇妙な事件の捜査に引きずりこまれて──。絶賛を博した『メインテーマは殺人』に続く、驚嘆確実、完全無比の犯人当てミステリ。
引用:東京創元社
4冠受賞継続中!
冒頭に書きましたが今作【その裁きは死】で4大ミステリーランキングで4冠を達成したアンソニー・ホロヴィッツですが、何と【カササギ殺人事件】と【メインテーマは殺人】と3年連続で4冠を達成中なんですね~!
ピエール・ルメートルの【その女アレックス】も4大ミステリーを制覇していますが、アンソニー・ホロヴィッツはそれを上回る勢いがありますね~!
まだまだこれからのアンソニー・ホロヴィッツの最新作にも期待ですが一体何処まで数々のタイトルを総なめにして記録を伸ばすのかも楽しみです。
ホーソンシリーズ2作目
今作【その裁きは死】は前作【メインテーマは殺人】に続いてホーソンシリーズの第2作目の作品となっており、気が早いですがシリーズ第3作も今から楽しみです!
前作【メインテーマは殺人】は久しぶりに読んだ海外の犯人当てミステリーでした、斬新な部分は無かったですが昔ながらの古き良きミステリーをブラッシュアップ出来ていると読んでいて感じましたね~!
主人公ホロヴィッツとホーソンのコンビの関係性がこのシリーズの要となっていて、さらにはホーソンの過去や人間性もシリーズを追う事に徐々に判明してして行くのも読んでいく楽しみの1つです。
犯人当てミステリーは健在
今作【その裁きは死】も前作同様謎解きミステリーは健在でバンディーは今回も真相が分かるまでバンディーは全く真相に気付けませんでした(笑)真相を知ってから思い返せば確かに伏線は張ってありましたがミスミス見過ごしや読み間違えをしていました!
映画【ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密】のようにホーソンシリーズを映画化して観ても面白そうですね!前作同様映像化に向いている作風だと思います。
歌野晶午【葉桜の季節に君を想うということ】のようにどんでん返し作品もミステリー小説の面白さを教えてくれる作品ですが、今作【その裁きは死】のように緻密な推理手がかりが散りばめられている王道的なミステリーも改めていいなと分からせてくれた作品でした。
事件の真相は!?
今作【その裁きは死】は弁護士が殺された事件をホーソン達が調べるところから始まりますが、その事件ではなくやはりミステリー小説なので他にも事件が起こるのですがその事件たちがどのように関わってくるのか楽しみに読み進めていました。
事件の真相を知った時は予想していた斜め上の真相だったので驚きましたが、最後まで読者に真実を判明させないアンソニー・ホロヴィッツの作品は改めて凄いなと思いました!ミステリー小説なのですぐに真相に気付かせず書くのは当たり前ですが、やはりたま~に途中で真相やトリックに気付く作品もあるんですね!ただ4大ミステリーランキング4冠を獲得していますが4冠するほど凄いかと言われれば正直少し疑問は残りましたが・・・。
今作【その裁きは死】はバンディーの様に海外ミステリーが苦手な人こそ読んで欲しい作品ですね~!今作を手に取りもっと色々な海外ミステリーに興味を持ってくれたら嬉しいです!ただやはりホーソンやホロヴィッツの関係性を知る為にも前作【メインテーマは殺人】を先に読んでからの方が【その裁きは死】をもっと楽しめると思います!!
【その裁きは死】
バンディー的オススメ度
★★★★★★☆☆☆☆