女性探偵の五つの時代と季節を描いた作品!【五つの季節に探偵は】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は逸木裕の連作短編小説【五つの季節に探偵は】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!

初めての逸木裕作品でしたが、いや~!面白かった!!やっぱり連作短編小説はいいですね~!

構成と設定が素晴らしく申し分ない作品!!

概要

  • 作品名:【五つの季節に探偵は】
  • 作者:逸木裕
  • 発売日:2022年1月28日(単行本)
  • 発行所:角川

あらすじ

“人の本性を暴かずにはいられない”探偵が出会った、魅惑的な5つの謎。

高校二年生の榊原みどりは、同級生から「担任の弱みを握ってほしい」と依頼される。担任を尾行したみどりはやがて、隠された“人の本性”を見ることに喜びを覚え――。(「イミテーション・ガールズ」)
探偵事務所に就職したみどりは、旅先である女性から〈指揮者〉と〈ピアノ売り〉の逸話を聞かされる。そこに贖罪の意識を感じ取ったみどりは、彼女の話に含まれた秘密に気づいてしまい――。(「スケーターズ・ワルツ」第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞作)

精密なミステリ×重厚な人間ドラマ。じんわりほろ苦い、珠玉の連作短編集。

引用:角川

初逸木作品は当たりだった!

バンディーは今作【五つの季節に探偵は】初逸木作品になるのですが、いきなり当たりを引き当てました!傑作だぞこりゃ!!

逸木裕の作品は【電気じかけのクジラは歌う】を読んだことはないですが、存在は知っていましたが内容が近未来要素がある作品だったので遠慮してました!

ただ今作【五つの季節に探偵は】はバンディーが好きな連作短編小説と現実的な作品だったので読んでみようと思ったのでした!

日本推理作家協会賞受賞作!

今作【五つの季節に探偵は】日本推理作家協会賞の短編部門を受賞しています!バンディーが読みたい本を選ぶ時に参考にしている賞なのであまり外れはない筈です!

日本推理作家協会賞の長編部門は芦辺拓【大毬家殺人事件】が受賞していますが、今作【五つの季節に探偵は】を読み終わったらこちらも読んで感想を書きますのでお楽しみに!!

五つの季節と時代

今作【五つの季節に探偵は】は連作短編小説でタイトルにある通り五つの話が描かれています!

しかも、主人公は女性探偵のみどりですが高校生の時を含んだ五つの時代の事件が描かれている構成には感心させられました!

簡単ですが、五つの時代のお話を簡単にネタバレ無しで説明していきます!!

イミテーション・ガールズ(2002年春)

2002年春 みどり17歳

始まりのお話はみどりが高校2年生の時の事件が描かれています!父親が私立探偵をしておりその影響でみどりにも依頼がきて・・・。

父親が探偵なだけでみどりはただの高校生ですが、この話で今作の『探偵』が生まれるエピソード1的な役割ですね~!

龍の残り香(2007年 夏)

2007年 夏 みどり22歳

京大生になったみどりが友達の保奈美から事件の解決を依頼されます!この時はまだがっつり探偵って訳ではないです。

保奈美が希少な物『竜涎香』が盗まれた事件を解決する話ですが『竜涎香』マッコウクジラの腸内に発生する結石で、バンディーも話には聞いたこがあったので興味津々でこの話は読んでいました!しかし、読み終わって思いましたが今作はビター的な仕上がりでしす!

解錠の音が (2009年 秋)

2009年秋 みどり24歳

遂にみどりは女性探偵として社会人となり働き始めまず、色々あり大きくなった父が興した探偵事務所で働いている話になります!タイトルにある通り解錠にまつわるお話し。

相棒的な存在の奥野がミステリアスで魅力的でした!ずっと出て欲しいキャラクターでしたね~。話の最後が秀逸でした!1番好きな話です!!

スケーター・ワルツ (2012年冬)

2012年 冬 みどり27歳

休暇もかねて訪れた先で出会った女性ピアニストから聞かされた話がメインの物語!ほぼ回想がメインだが・・・。

この『スケーター・ワルツ』日本推理作家協会賞の短編部門を受賞したお話しです!流石に受賞しただけあって、展開には驚かされた感慨深かったですね~!

ゴーストの雫 (2018 春)

2018年 春 みどり33歳

遂にみどりも結婚し子供産まれています!産休明け、女性探偵見習いの要とコンビを組んでリベンジポルノの犯人探さしに挑みますが・・・。この話は事件よりも大切な要素があった。

遂にみどりもお母さんになった感慨深さと探偵としてもベテランになってるので最初の頃と比べたら全く違いますし、最後の話なので読み終わった後は寂しくなりました。

主人公の人生を追体験!?

今作【五つの季節に探偵は】は五つの時代と季節のお話を主人公みどりの視点で一緒に追いかけましたが、最初17歳だったみどりが最終話では33歳になってたのは本当に感慨深かったです!

1人乗り人生を追体験している気持ちになりましたし、みどりの成長も読んでて実感するという不思議な読書体験が出来ました!!

恐ろしい事件もなく色々なお話が楽しめる今作【五つの季節に探偵は】読みやすいので色々な人に読んで貰いたい作品です!!

続編求ム!

今作【五つの季節に探偵は】を読み終わって思ったのが『続編が読みたい!!』って素直に思いました!

魅力的なキャラクター、奥野や要がいるのでもっと掘り下げて欲しいですし、まだ描かれていない年代があるのでいくらでも広げれそうな予感!?

みどりの33歳以降の話も描けそうですし、何より実写ドラマ化したら面白い作品だとも思います!!

【五つの季節に探偵は】

バンディー的オススメ度

★★★★★★★★★☆

【サクッとおすすめ!バンディー的作家別リスト】

-