容疑者が11人!?水族館が舞台のミステリー【水族館の殺人】ネタバレ無し感想!!

水族館

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は青崎有吾のミステリー小説【水族館の殺人】をネタバレ無しで紹介していきます!!

丁寧なアリバイ崩しに脱帽!?

概要

  • 作品名:【水族館の殺人】
  • 作者:青崎有吾
  • 発売日:2013年8月15日:(単行本)
  •             :2016年7月29日:(文庫本)
  • 発行所:東京創元社

あらすじ

夏休み真っ直中の8月4日、風ヶ丘高校新聞部の面々は、取材先の丸美水族館で驚愕のシーンを目撃。サメが飼育員の男性に食いついている! 警察の捜査で浮かんだ容疑者は11人、しかもそれぞれに強固なアリバイが。袴田刑事は、しかたなく妹の柚乃に連絡を取った。あの駄目人間・裏染天馬を呼び出してもらうために。“若き平成のエラリー・クイーン”が、今度はアリバイ崩しに挑戦。

引用:東京創元社

裏染天馬シリーズ第2弾作品

今回紹介する作品【水族館の殺人】『裏染天馬シリーズ』第2弾作品で青崎有吾は前作【体育館の殺人】第22回鮎川哲也賞を受賞してデビューしています!

最近はデビュー作で色々な賞を受賞した作品をよく見かけますが凄いですよね!?それだけ面白いから受賞したのだと面白いますが逆にハードルも上がってしまいますね。

バンディーは青崎有吾の作品は今作【水族館の殺人】を初めて読みますが、シリーズ作品ですが今作から読んでも問題は無かったです!

しかし、ちょいちょい前作【体育館の殺人】の事も触れていますし(ネタバレはありません)、前作に引き続き登場すり人物もいるので前作を読んでおけば関係性も理解した上で読めるのでより楽しめると思います!!

ユーモアもあり読み易いミステリー

今作【水族館の殺人】はミステリーの部分もしっかりしていて楽しめましたが、それよりも登場人物もいい意味でクセがありユーモアのあるやり取りで非常に読み易かったですね~!

以前紹介した大崎梢の連作短編ミステリー小説【配達あかずきん 成風堂書店事件メモ】もユーモアがあり読み易かったのでオススメです!ユーモアがある作品だと万人オススメできるので良いですが、ユーモアが面白くなく読者に合わないと悲惨な事になりますが(笑)奥泉光【桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活】は残念ながら全く合わない作品でした・・・

ミステリー小説だからユーモアやギャグの要素はいらないとおっしゃる方もいるとは思いますが、今の時代ミステリーだけでは無く様々な要素が入っている方が万人受けするし、ミステリー×ホラーやミステリー×時代劇等々様々なジャンルが増えてきてるのも納得ですし、ミステリー小説も時代と共に進化していくのは当たり前ですね!!

今作は卓球小説!?

今作初めは風ヶ丘高校の主人公袴田柚乃の視点で卓球の試合の様子が描かれている部分と!?同じく探偵裏染天馬の幼馴染で新聞部の向坂香織達が水族館に取材で訪れるパートが描かれ話が進んで行きます!

いきなり事件に巻き込まれて話が進んで行くのかな?と思っていたのですがいきなり柚乃が所属する卓球部の練習試合が描かれるとは思いませんでした!(笑)しかも思いの外卓球の試合の描写がよく楽しめたのと、登場人物を深堀して描けていたのでその卓球のパートも全く苦では無かったです!!

そして水族館を訪れている香織達が取材を行っている最中に目の前で水槽の中で飼育員をサメが襲うという衝撃的な出来事が起こり事件が幕を開けるのでした・・・

容疑者が11人!?

香織達が遭遇したサメが飼育員を襲う出来事からお待ちかねのミステリーパートが始まって行きます!!しかも事件の容疑者は11人と今まで読んできた小説の中でもかなり容疑者の人数が多いので一体どうなるのか楽しにしながら読んでいきました。

小説等でバンディーがよく感じるのが登場人物が多すぎる時の煩わしさです!!かなり難しい部分ではありますが登場人物が少なすぎても面白みが無いし(そもそも事件が起こりにくい)、反対に登場人物が多すぎると読んでいても一体誰が誰か分からなくなり確認の為に読み直したりかなり面倒で覚えきれない事って今まで皆さんもありませんでしたか!?

しかし今作【水族館の殺人】は若干登場人物を把握するのに時間がかかりましたがそれでも比較的11人という容疑者の数の割には読みやすくて驚きました!!

考え抜かれたミステリーパート!!

お待ちかねのミステリーパートは容疑者11人という大変さをどのように解き明かしていくのか期待していましたが、しっかり丁寧にかつ倫理的に解決していったのはお見事でした!!

今作の説明書きにも『若き平成のエラリー・クイーン』が今度はアリバイ崩しに挑む!!って書かれていた通りしっかり解決してくれましたが、それよりもバンディーはエラリー・クイーンの事がいまいち分からないんですよね~(笑)エドガー・アラン・ポーやアガサ・クリスティー等海外の有名ミステリー作家の名前は知っているのですがお恥ずかしい話しですが作品までは詳しくないんですね・・・ミステリーファンの方からは怒られそうですが(笑)

基本的には日本のミステリーが好き何ですが、今はやっと以前紹介した【悲しみのイレーヌ】でやっと海外のミステリーにも挑戦中なのでまた勉強しておきます!!

謎解き部分は詳しく書くとネタバレになるので書きませんが、『若き平成のエラリー・クイーン』の謳い文句通り緻密に考え抜かれたアリバイ崩しは先が気になりドンドン読み進めてしまいましたし、犯人をバンディーは全く見抜けませんでした(笑)久しぶりに読み応えのある作品に出会えました!!

ただ気になる点は犯人が何故被害者を殺害した理由がいまいち分かりきらなかったのと最後の犯人との対峙の会話から終わりまでが短すぎたのであっさり終わってしまった印象がありました。

【水族館の殺人】

バンディー的オススメ度

★★★★★★☆☆☆☆

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