驚きのトリック!本当に驚けるのか?ミステリー小説 小島正樹【扼殺のロンド】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は小島正樹のミステリー小説【扼殺のロンド】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!

小島正樹作品は【十三回忌】【武家屋敷の殺人】は読んだ事がありますが、普通のミステリーとは違いトンでもないトリックが魅力の作品が特徴です!

そんなトリックがあったとは・・・

刃物

概要

  • 作品名:【扼殺のロンド】
  • 作者:小島正樹
  • 発売日:2010年1月25日(単行本)
  •             :2014年4月10日(文庫本)
  • 発行所:原書房、双葉社

あらすじ

女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は生じるはずのない高山病で死んでいた。鍵のかけられた工場内、しかも扉の開かない事故車で見つかった二つの遺体。その後も男女の親族は一人、また一人と「密室」で不可解な死を遂げていく――。読み手を圧倒する謎の連打と、想像を絶するトリックに瞠目必至の長編ミステリー。

引用:双葉社

不可思議な事件

今回紹介している【扼殺のロンド】は車内に閉じ込められた男女の不可思議な死体が発見される所から始まります!

亡くなった女性の腹からは胃や腸がごっそり抜き取られており、猟奇的な事件で男性の方は山にいないのに高山病にかかって亡くなっている事件が起こります!

さらにおかしな点は扉が壊れた車からはドアが開けれない状況でした、さらには事故現場は鍵がかかった工場で二重の密室現場という不可思議な状況でした。

そんな謎が最初から登場するので、これから先どんな事件が待ち受けてるの楽しみですね~!!

登場人物

今作【扼殺のロンド】に登場している登場人物が以外に印象に残りました、堅苦しいキャラクターが多いのかと勝手に想像してましたが予想はハズレました(笑)

探偵役の海老原は優等生の探偵とは程遠く、若干ぶっ飛んだ探偵ですが癖がある方が愛着は湧きます(笑)他にも海老原の友人で刑事の笠木とその上司の小沢が主な主人公側の登場人物達です。

登場人物三人のやり取りも軽快で良かったのですが、刑事の小沢が過去を回想するシーンも小沢というキャラクターの背景が深掘りされ愛着が持てました!しかも、その昔の回想シーンが後に活きてくるとは・・・。

続々と起こる殺人事件

最初の閉じ込められた車の中に男女の死体が発見された事件だけで話が進んでいくと思いましたが、さらにそこからも事件が起こり連続殺人事件へと発展していきます。

不謹慎ですが読者からしたら事件が起こる程謎解きが楽しめるので嬉しいのですが、今作【扼殺のロンド】も同じです!

ただ、最初の事件のインパクトが強すぎてバンディー的には残りの事件はそこまで驚かなかった点が残念でしたね~、けどある事件の手に関するトリックだけは度肝を抜かれましたのでお楽しみに!最初の事件の真相も必見です!

二転三転する展開

今回紹介した【扼殺のロンド】は終盤に二転三転する展開が待ち受けてます!もう終わりだろ~、と思ってたらまだそこから驚きがあったのには脱帽です。

やっぱりこれこそがミステリーの醍醐味だと実感出来ました、しかし、トリック自体は驚く事が多かったでしたが一歩間違えれば『バカミス』『トンでもトリック』になってたと思います(笑)

冒頭のプロローグはミステリー小説的には何か企みがあると思ってましたが、まさかそんな展開にはなると思って無かったので嬉しい誤算でした!ミステリー玄人の方は物足りないかもしれませんが、これからミステリー小説読み始める方はしっかり驚かされると思うのでお楽しみに!!

今作【扼殺のロンド】が気にいったらやはり次は小島正樹の代表作的なイメージがある【武家屋敷の殺人】を読むことをオススメします!バンディーは今作の探偵役の海老原浩一シリーズ【祟り火の一族】と【呪い殺しの村】が控えてるので読み終えたら随時感想を書いていきたいと思います!!

【扼殺のロンド】

バンディー的オススメ度

★★★★☆☆☆☆☆☆

【サクッと!オススメ作家別リスト!!】

-