ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は依井貴裕のミステリー小説【夜想曲 ノクターン】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
初めて読む作者さんの作品で楽しみで、復刊された表紙に惹きつけられて読むことに決めました。
発売日当時に読みたかった・・・。

概要
- 作品名:【夜想曲 ノクターン】以下【夜想曲】
- 作者:依井貴裕
- 発売日:1999年8月25日(単行本)
- :2001年8月24日(文庫本)
- 発行所:角川
あらすじ
同期会が催された山荘で三日三晩に三人のメンバーが絞殺された。俳優の桜木も会に参加していたが、なぜか、その間の記憶を失っていた。ただひとつ、誰かの首をロープで絞めた生々しい感触をのぞいては……。
引用:角川
復刊!!
今回紹介する作品【夜想曲】はもともと2001年に発売されてましたが、2025年に復刊された作品です!!
復刊するって事は面白いのと読者の希望の声が多数あったからだと思いますので期待してしまいますね〜!
バンディーは復刊されてからしか【夜想曲】の事を知らなかったので、新しくなった表紙をみて読みたいと思いました。
『映像化不可能!』『世紀を超えた傑作』とか書かれたらミステリー好きとしては読まずにはいられない!!
しかし!良くある表紙とかにデカデカと期待値を上げる煽り文は諸刃の剣で、確かに驚くような内容の作品もありますが、バンディーの経験から言うと大概ハズレが多い気がします。
ハードルが上がってる事もあるし、期待を下回ると余計にガッカリします、反対にハードルが上がってるのにそれを上回った作品は傑作です!!
記憶喪失
今作【夜想曲】は俳優の桜木が主人公で仲の良い同期が久しぶりに山荘で集まったのですが事件が起きます。
3日連続で殺人事件が起きます、しかし桜木はその時の記憶が無く真相が分からないのですが、桜木自身が誰かの首を絞めた感触は残っており真相は如何に・・・!?
記憶喪失系はミステリーでありがちなので一体今作はどのように織り交ぜて我々読者を楽しませてくれるのか。
事件の記憶を失った桜木の手元にその時の手記があり、3日間に分かれてその時の出来事が描かれてますがそれが本当なのかどうなのかも気になりますね〜。
3つの事件
ひとつひとつ事件が描かれますが、事件自体はそこまで派手でもなく正直ダレてくると思います・・・。
その間もひとつの手記が終わる事に現在の桜木の状況や事件の対する考えが語られ、読者も共に考えながら読んでいく事になります。
ひとつひとつの事件はあまり山場は無いと書きましたが、所々に違和感や伏線っぽい部分もいくつかあり気になる部分もありました。
この試みは良かったですが、もっとひとつひとつの事件が面白ければ尚良かっただけに残念でした・・・。
発売当時に読みたかった
今回紹介した【夜想曲】はネタバレでは無いので書くと、記憶喪失ネタではあるが作品自体にはもっと大きな仕掛けがあります。
帯に大体的に書かれてるのでかなりバンディー自身も楽しみにしてましたが、期待を上回る事は無かった・・・。
そもそも単行本の発売が1999年なので古さもあるし、それ以降に新しくトリックや今作【夜想曲】のようなトリックもあるので目新しさは無かった
たがら余計に発売日当時に読んだらもっと驚けたし楽しめたと思う!
こればかりは昔に発売された作品の宿命だし仕方ないと思うが、今読んでも心から面白いと思える作品は名作だと思います!!
【夜想曲 ノクターン】
バンディー的オススメ度
★★★☆☆☆☆☆☆☆
