ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品はピエール・シニアックのフランス産ミステリー【ウサギ料理は殺しの味】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
読み終わった後バンディーは何とも不思議な気持ちになりました(笑)ひと癖あるミステリー小説であります!
たまにはこういった作品を読むのもまた面白い。
ブラックユーモアがあり読みやすい!?

概要
- 作品名:【ウサギ料理は殺しの味】
- 作者:ピエール・シニアック
- 発売日:2009年12月25日(文庫本)
- 発行所:東京創元社
あらすじ
レストランのメニューにウサギ料理が載ると若い女が殺される! 女占い師と彼女にほどこしを受けるホームレス、ウサギ料理が好きな男、金ではなく高級商店の新入荷品で上客を取る娼婦。絡み合う人間関係。ある日、「ウサギ料理をメニューに載せるな」という脅迫状がレストランに届く。この町に何が起きているのか?
引用:東京創元社
読むきっかけ
今回紹介しているピエール・シニアックの【ウサギ料理は殺しの味】は初めて読む作家で普段ではまず読む機会は無かった作品です。
何故読んでみようとなったかと言うと、以前紹介して直木賞も受賞した【黒牢城】の作者米澤穂信の著書がきっかけでした!
【米澤屋書店】で紹介されていたからです!色々な作品が紹介されており、面白い作品を量産している米澤穂信が紹介してるからきっと面白いはず!?と興味が湧きチャレンジする事にしました。
書店で気になった本を読むのもいいですが、たまには色々な小説を紹介している本で気になった作品にチャレンジするのもまたひとつの読書の楽しみですね!?
ブラックユーモアミステリー
今回紹介している【ウサギ料理は殺しの味】はフランス産ミステリーです。
フランス産ミステリーは独特な空気感があり意外に好きですね〜!ピエール・ルメートル【悲しみのイレーヌ】を読んだ時は衝撃を受けフランス産ミステリー恐るべし!と心底思いました!
それ以降は積極的にフランス産ミステリーにチャレンジするようになりました。なので今作【ウサギ料理は殺しの味】を読むときはそんなに抵抗なく読む事が出来ました。
初めてフランス産ミステリー読む方はまだよみやしから入門書にはピッタリかも知れません!【悲しみのイレーヌ】のような衝撃はありませんが、ブラックユーモアが効いたミステリー小説でした。
登場人物が多い!
今作【ウサギ料理は殺しの味】は元刑事の私立探偵シャンフィエは車の故障である町に滞在する事になります。
この町で若い女性が殺される事件が起こります。ミステリー小説好きな方からしたらよく読む設定かもしれませんが、ただこの作品は一筋縄ではいかないので是非とも最後まで読んで頂きたい!!
何が面白いかというとタイトルにある通り木曜日のレストランのメニューに『ウサギ料理』がのると殺人が起きるんですね〜!何故そんな事になるかは真相が判明すると分かります!
この作品【ウサギ料理は殺しの味】は登場人物が多く把握するのが大変でした!ただでさえ海外ミステリーは人物を覚えるの大変なのでその点は苦労しました(笑)
その登場人物も読んでいくと作品にとって重要な要素を担ってるので多いのも納得!?
展開を楽しむ
今回紹介した【ウサギ料理は殺しの味】は本格ミステリーでは無いので物足りない方もいるかも知れませが、冒頭でも書いてる通りブラックユーモアミステリーなので割り切って読むことをオススメします!
だからと言ってつまらないわけではなく、バンディーは今作の仕組み?仕掛けが判明した時は感心しましたし、考察しながら楽しめました。
確かに分かりにくく衝撃は無いがひと癖あるミステリーなので印象には残ります。
もともとは1985年に刊行されており、今読むより当時読んだらもっと楽しめたのが悔やまれる・・・。
ある有名なミステリー映画の仕組みと同じなので、バンディーはその映画観た事あるので驚きは普通だったが、ミステリーに上手く落とし込んでるのには脱帽だ!
【ウサギ料理は殺しの味】
バンディー的オススメ度
★★★★☆☆☆☆☆☆
