ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は伏尾美紀の警察小説【誰何】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
前作【百年の時効】がかなり評価が高かったので、今作への期待はかなりハードルが上がってます!
果たして前作を超えられたのでしょうか!?

概要
- 作品名:【誰何】
- 作者:伏尾美紀
- 発売日:2026年8月19日(単行本)
- 発行所:光文社
あらすじ
東京都内で松川美和という女性が孤独死した。その報を親族に伝えた警察官は衝撃を覚える。松川は二年前に亡くなったというのである。では、この人は誰なのか?
北海道警察を辞め、児童相談所で臨時職員として働く新内由紀。勤務中に出会った警視庁の刑事から、松川美和の部屋に警官時代の新内の名刺が残されていたと聞く。彼女のことなど皆目知らないのに。
同じ頃、道警の砂本修二は石狩で起きたひき逃げ事件を捜査していた。そのさなか、予期せぬ事態に直面する。被害者宅でかつての先輩、新内の名刺を見つけたのだ。
異なる場所に残された名刺が意味するものとは。
行旅死亡人の過去に秘められた真実とは。
刑事たちが追う複雑に交錯した無数の事件。
その道行はやがて、一本の糸を紡ぎ出していく引用:光文社
新たな警察小説の名手
今回紹介している【誰何】の作者伏尾美紀は新たな警察小説の名手の登場です!!
冒頭でも書きましたが、前作【百年の時効】は大藪春彦賞・吉川英治文学新人賞・日本推理作家協会賞受賞しました!
3冠ですが、年末のミステリーランキングの3冠とはまた意味が違う気がします!
【北緯43度のコールドケース】で江戸川乱歩賞を受賞してデビューしてます、デビューから賞を受賞してるから先が期待できますね。
警察小説を主に書いてますが、これから新たな警察小説の可能性を示してくれる作家だと信じてます!!
元刑事と現役刑事
今回紹介している【誰何】は元刑事で今は児童相談所の臨時職員をしている新内と、現役刑事砂本のパートで物語は描かれていきます。
新内の話は松川美和という女性の部屋から警官時代の名刺が出てきます。
面白いのは新内はこの松川美和と言う女性に名刺等渡した覚えは無いのに何故名刺を持っているのか?
児童相談所の業務を手伝いながら、過去の刑事時代の話も挟まれるのですが、何やら過去に何かあった匂わせの描写があり非常に気になる!
そんなある日元公安で現在は警視庁の刑事宝生が何故か新内に接触してきます、そしてひょんな事から失踪事件の調査を手伝わせるのでした・・・。
対する砂本はひき逃げ事件の捜査に関わる事になるのですが、ただのひき逃げでは無く調べれば調べる程不可解に思えて来るんですね〜。
そして、捜査をしていく中で事件関係者の自宅からまたしても警官時代の新内の名刺が現れるのでした。
これは一体何を意味するのか!?
全く関わりの無かった事件が新内の名刺が登場することで思わぬ真相が浮かび上がってくるのでした!
人物描写と読ませる力がピカイチ
今作【誰何】を読んで改めて感じたのは前作【百年の時効】の時もそうでしたが、伏尾美紀の作品は人物描写と読ませる力がピカイチなんです!
登場人物が皆生きており無駄な使い方は無いし、魅力的なんですね〜!
今作【誰何】で言えばバンディーは元公安で警視庁の刑事宝生がかなり良かった!
どこか怪しさがあるが新内と接してるやり取りを読んでるのが楽しかったし、しっかり物語に繋がってるのも良き!!
きっと今から読まれる方にもお気に入りの登場人物が見つかるはず!
物語もある人物の失踪を調査、ひき逃げ事件、数年前の殺人事件、宝生が昔扱った事件等など全く関係が無いように見えた話がどのように繋がっていくのか!
警察小説の熱さとミステリー小説としての面白さが上手く融合しており、素晴らしい作品に出会いました。
前作【百年の時効】でかなり上がったハードルをバンディーは乗り越えたと思いますし、何なら【誰何】の方が面白かった!
【百年の時効】と【誰何】警察小説だが毛並みが違うので2冊ともそれぞれの良さがあるが、今作【誰何】の方が読みやすいかも!?
今年の年末ミステリーランキング上位ランクインは間違いないでしょう!
早く次の作品が読みたい!!
【誰何】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★★★★