ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回は以前紹介した貫井徳朗の小説【慟哭】を紹介しました!
【慟哭】はどんでん返しミステリーなので騙されるのが好きな方は是非読んで頂きたい作品です!
【慟哭】の感想はこちら
今回紹介する【愚行録】は同じく貫井徳郎原作の映画化作品です!!
果たして3度訪れる衝撃とは一体!?
概要
- 作品名:【愚行録】
- 公開日:2017年2月18日
- 監督:石川慶
- 出演:妻夫木聡、満島ひかり
- ジャンル:ミステリー、サスペンス
- 制作国:日本
あらすじ
ある時、エリートサラリーマンの一家が殺害され、世間を震撼させる。犯人が見つからないまま1年が過ぎ、改めて事件を追おうと決意した週刊誌記者の田中は取材を始める。関係者へのインタビューを通して、被害者一家や証言者自身の思いがけない実像が明らかになっていき、事件の真相が浮かび上がってくる。
引用:映画.com
予告
終始不穏な空気と気持ちが沈みがちな映画
【愚行録】原作は読まずに映画版を初めて観たのですが、まず物語冒頭主人公田中(妻夫木聡)がバスでの乗客とのやり取りがあるのですがそのやり取りでだけでこの映画【愚行録】は晴れやかな気持ちになる事はない映画だと思わされました!
このやり取りが【愚行録】を表している!っといっても過言では無いぐらいそのぐらい印象に残ったシーンでした!
物語は主人公の妹光子(満島ひかり)が娘の娘を虐待して逮捕された事件のパートと一家惨殺事件の真相を追っていくパートに分かれていって一体この2つの事件がどのような展開を迎えるのかを考えながら観始めました!
一家惨殺事件パート
一家惨殺事件を主人公田中がまた新しい事実が出てこないか洗い出し直すところから始まりますが、冒頭のバスのやり取りでもそうですが主人公なのにまったく覇気というか生気が終始感じられませんでしたが、妹が娘を虐待されて逮捕されたのでそういった気持ち態度になるのは仕方ない事だよな~っと思いながら観ていました。
事件関係者に取材をしていくのですが、バンディーがまず感じたのが全員クズと言うか言動、行動に不快感しかなかったですね!自分の都合のいい事しか言わず真実は話さないですしね!そういった部分は映画のタイトル【愚行録】はまさにピッタリですね!!
以前紹介した湊かなえ原作の映画【白ゆき姫殺人事件】も同じく関係者に取材をする部分があるのですが同じくほとんどの登場人物がクズなので似た雰囲気の作品だとおもいましたね~!!
光子の娘虐待パート
一家惨殺パートよりは物語締めている割合は少ないですが、それでも重要な事件です。ところどころ挿入され幼少期時代の事件や家庭環境が明るみになっていきます、光子の娘の父親は一体誰なのか?いつから可笑しくなり始めたのか?謎のなぞをのこしたまま話は進んで行きますが、カウンセリングの一室で光子が独白する所から話は急激に進み始めラストに向かっていきます!!
3度訪れる衝撃とは!?
確かにこの映画【愚行録】にはこの映画のウリでもある3度の衝撃が訪れます!
バラバラになった物語が一つに収束するとき衝撃は訪れますが、バンディーはただ1つある人物○○(ネタバレになるので伏せておきます!)の行動が最初理解できず自ら殺人を犯した意味、自身がとっている行動の意味が理解できずあまり衝撃は無かったですが、観終わった後冷静に考え直した時に恐ろしさが後から襲ってきましたね!!
他の2つも確かに衝撃的ですが、どんでん返しミステリー玄人は見破れるかもしれませんね!初見の人は必ず驚けると思いますが、ただこの映画は嫌ミスに分類されるので万人にはおススメできませんが観終わった後何かしらの傷後を残してくれる作品です!!
同じく物語ラストでの主人公田中のバスの車内での出来事の対比が凄く印象に残りました!是非ご自身の目で確かめてみて下さい!!
作品:【愚行録】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★☆☆☆