案山子がたくさんある村で起こる殺人!楠谷佑【案山子の村の殺人】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど〜も、バンディーです!!

今回紹介する作品は初めて読む作家、楠谷佑のミステリー小説【案山子の村の殺人】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!

案山子(かかし)が沢山ある村で殺人事件が起こり、ミステリー好きにはたまらない設定ですがいったいどのような驚きが待ち受けるのか!?

案山子が出てきたり設定は良かったが・・・

概要

  • 作品名:【案山子の村の殺人】
  • 作者:楠谷佑
  • 発売日:2023年11月30日(単行本)
  • 発行所:東京創元社

あらすじ

合作推理作家コンビが主人公

今回紹介している【案山子の村の殺人】の主人公は作者と同じ名前楠谷佑で活躍している大学生コンビの作家が主人公です!

執筆を担当しているのは理久で、トリックなどは真舟が担当しています2人で1人の作家で楠谷佑のペンネームで活躍しています。しかも、2人は親戚同士でもあります。

現実にも岡嶋二人エラリークイーンが2人で1人の作家を名乗っていました!このように合作推理作家作家が主人公のミステリーは読んだ事無い設定なんで楽しみですね〜!

案山子がいる村

今回紹介している【案山子の村の殺人】はタイトルにある通り、案山子だらけの宵待村が舞台になります。理久の大学生の友人の実家が宵待村で旅館を営んでおり、理久と真舟の作品のインスピレーションの参考にする為に訪れました。

まず設定からミステリー好きにはたまらないですね〜!人里離れた村と案山子が沢山いる設定なんて楽しいに決まってるはず!勝手なイメージで案山子だらけの人里離れた村なんて聞いたら横溝正史作品を思い浮かべてしまいます(笑)

バンディー自身が案山子とミステリーと言えば思い浮かんだのが、伊坂幸太郎【オーデュボンの祈り】ですね〜!こちらもカカシが重要な要素の作品で伊坂節満開の作品でした!

読者への挑戦が2回も楽しめる!?

今作【案山子の村の殺人】は冒頭からあまり良くない出来事があり、そこから殺人事件まで発生してきます、中でも雪の密室が今作の最大の見せ場になってます。

事件自体はどんでん返しがあるような凝った作品では無いですが、丁寧に描きながら読者に謎を提示してくる作品になってます。

バンディー的には謎やトリックはそこまで驚く事無く、『もうそろそろしたらどデカいトリック炸裂するか!?』って思ってたら話が終わってしまいその点は残念でした・・・。

今作【案山子の村の殺人】の帯や公式のあらすじに書かれているのですが、作者から『読者への挑戦』2回も楽しめるのがウリみたいです!

この点に感してもバンディー的に感想を書かしてもらいます、本当に心苦しいのですが『読者への挑戦が2回ある』と謳っておきながらも、実際に読んでみてもそこまで感動するものでは無かったのでした・・・。あと案山子ももっとフル活用すると思ってました。

バンディーの読解力がなければ本当に申し訳ないですが、やっぱり何度思い返しても刺さらなかったのです。(あくまで個人的感想です)そこまで強調するからかなり驚けると期待してたのでその落差もあったかも知れません。

ただ理久と真舟の大学生作家コンビは親しみが持ってたので、シリーズ化して欲しいと思います!!

【案山子の村の殺人】

バンディー的オススメ度は

★★★★☆☆☆☆☆☆

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