呪われた小説を巡る大作ロマン小説!!恩田陸【鈍色幻視行】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど〜も、バンディーです!!

今回紹介する作品は恩田陸の大作ロマン小説【鈍色幻視行】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!

執筆期間15年かかってるとの事で大変さが伺い知れる作品ですが、ページ数も600ページ超えの大作ですので読み終えるまでかなり時間がかかった作品でした!!

呪われた小説【夜果つるところ】を巡る物語

岬

概要

  • 作品名:【鈍色幻視行】
  • 作者:恩田陸
  • 発売日:2023年5月26日(単行本)
  • 発行所:集英社

あらすじ

謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。

撮影中の事故により三たび映像化が頓挫した“呪われた”小説『夜果つるところ』と、その著者・飯合梓の謎を追う小説家の蕗谷梢は、関係者が一堂に会するクルーズ旅行に夫・雅春とともに参加した。船上では、映画監督の角替、映画プロデューサーの進藤、編集者の島崎、漫画家ユニット・真鍋姉妹など、『夜~』にひとかたならぬ思いを持つ面々が、梢の取材に応えて語り出す。次々と現れる新事実と新解釈。旅の半ば、『夜~』を読み返した梢は、ある違和感を覚えて──

引用:集英社

重要な作品【夜果つるところ】は読んでおくべき!

今作【鈍色幻視行】の書く前に先に【夜果つるところ】について触れておかなければなりません!

バンディーは先に【夜果つるところ】から先に読みましたが今作【鈍色幻視行】を読み終わったて感じたのは、先に【夜果つるところ】を読んでおいて良かったと思いました!

どちらから読んでも問題無いですが、【鈍色幻視行】【夜果つるところ】の重要な核心をつく内容に触れてるのでネタバレ無しが良い方は【夜果つるところ】を読んでから今作【鈍色幻視行】がいいかも!?

【夜果つるところ】は内容が整理出来るまで時間がかかるので、あらかじめ予備知識ある方がすんなり【夜果つるところ】読み進めるので、【鈍色幻視行】から【夜果つるところ】の順番で読む方はそういったメリットがあるのでこればかりはご自身が納得出来る順番で読むのが1番です!!

海上の客船でのお話がメイン

今作【鈍色幻視行】は回想以外はほぼほぼ海上の客船が舞台となります、そこに主人公梢と雅春夫妻を含む【夜果つるところ】の関係者が一堂に会して取材して話を聞いていくかたちで物語は進んでいきます。

語り手は梢と雅春が交互に切り替わって話は進みます、呪われた小説【夜果つるところ】や謎が多い作者について関係者から話を聞いていく事で違った角度から色々な解釈が産まれていくのは読んでいて面白かったですね〜!

結構登場人物が多いので全員把握するまでは大変でしたが、徐々に慣れてきたら読みやすくなるのでご安心を!

読んでいてバンディー的に気になった点を書いて起きますが、面白くなるまで時間がかかり特に序盤は読んでいて辛くなる事もありました。本格ミステリーみたいに事件が次々起こる訳ではないので淡々と進むので余計にそう感じましたね〜。

ただ山場を超えた終盤は色々な真実や解釈が出てきて急に楽しくなるのでそこからはあっと言う間に読み終わりました!この点は【夜果つるところ】も同じでした!!

余韻に浸る作品

今回紹介した【鈍色幻視行】は本格ミステリーのように真犯人が判明してスッキリするような作品では無いので、そういった作品を期待している方は要注意です!!

【夜果つるところ】と作者飯合梓の謎を様々な角度からの証言から実態を浮かび上がらせ、その事について読者も作中の登場人物達同様に考察しながら楽しむ作品です!

最初は読んでいて不安でしたが、読み終わった後はバンディー的にも色々と考察し余韻に浸れる作品でしたら!余韻に浸れる作品はやっぱりいいですね〜!

読み終わって似てる作品が頭に浮かびましたが、島田荘司【写楽閉じた国の幻】です!こちらは歴史上の人物写楽の正体や謎を解明していくのですが、これは面白かったですね〜!

こういった実在する人物や歴史物は難しかったりしますがそこは御大島田荘司の腕がいいのでワクワクしながら読めたので気になった方は是非とも読んで頂きたい作品です!!

【夜果つるところ】の作者飯合梓の正体バンディー的にも考察しましたが、もし可能性があるあの人がそうならかなり面白いな〜って思いました(笑)

【鈍色幻視行】

バンディー的オススメ度

★★★★★☆☆☆☆☆

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