ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品は高畑京一郎の傑作タイムリープ小説!【タイム・リープ あしたはきのう】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
初めての高畑京一郎の作品でしたが読み終わった後、今まで知らなかった事が恥ずかしいくらい面白かった作品でした!!
ずっと色褪せない名作タイムリープ小説!!
概要
- 作品名:【タイム・リープ あしたはきのう】
- 作者:高畑京一郎
- 発売日:1996年12月26日(文庫本)
- :2022年10月25日(新装版文庫)
- 発行元:角川
あらすじ
高校二年生の鹿島翔香はある日、昨日の記憶を喪失していることに気づく。そして彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えのない文章があった。
引用:角川
“あなたは今、混乱している。――若松くんに相談なさい”
日記の言葉に従い、クラスメートの秀才・若松和彦に助けを求めると、半信半疑ながらも協力してくれることに。だが、翔香はただの記憶喪失ではなく、あるルールに則って時を移動しているようで――?
新装版で存在を知る!
今作【タイム・リープ あしたはきのう】の存在を知ったのはつい最近で表紙をみたら『新装版』って書いており(新装版の発売は2022年)、気になったので最初に出た時の発売日は何と!?1996年だったんですね~!!
当時バンディーは小学生だったのでリアルタイムで知らなかったとは言え読み終わった後こんな面白い作品を知らなかったのはかなり悔しいです!
26年の時を経て【タイム・リープ あしたはきのう】の存在を知ることになりましたが新装版で登場してバンディーのように初めて名作の存在を知った人もいるのではないでしょうか!?今まで読んだ事無い方は是非とも読んで頂きたい作品です!!
最初は電撃文庫から発売
今回紹介している【タイム・リープ あしたはきのう】は先ほども書きましたが、発売当初は電撃文庫から発売されておりこのこともバンディーが存在を知るのが遅れた要因の1つです。
今なら色々な作品を読んできたので判るのですが、当時は小学生で電撃文庫みたいな作品に理解が無く勝手に『オタクが読む本』みたいな認識で敬遠していたのが原因でした(申し訳ありません)、今思えばとんでもない理由で反省しております。
今みたいにアニメが世間一般に認識されている時代ではなかった気がします、それに比べ今は日本のアニメは世界に誇れるコンテンツになっているので、より色々な人が今作【タイム・リープ あしたはきのう】を読むタイミングが増えたと思います!
新装版の表紙のイラストも現代風になっておりこのイラストもかなりいい感じです!やっぱり面白い作品はラノベだろうがミステリー小説だろうが純文学だろうと面白い作品は面白いのです!!
かなり読みやすいタイムリープ作品
タイトルから判る通り今作はタイムリープが題材の作品となっています!『タイムリープ』と聞くと名作映画【バック・トゥ・ザ・フューチャー】やバンディー個人的邦画の名作タイムトラベル映画【サマータイムマシンブルース】が思い浮かびます!
しかし!『タイムトラベル』と『タイムリープ』は全くの別ものなんですね~! 『タイムトラベル』は機械等(デロリアン)を使って過去や未来に行く現象ですが、『タイムリープ』(時間跳躍)は自信の能力を使い過去や未来に行く事、かなりざっくりですが違いを書いてみました、本当はもっと複雑なんだろうけどバンディーは素人なんでこんな説明でご勘弁を(笑)
『タイムリープ』で1番イメージしやすいのは筒井康隆原作の超名作映画【時をかける少女】が判りやすいですかね!?初めて読む方はそのぐらいの認識で読んでも大丈夫だと思います!
無駄がないが奥が深い!
今作【タイム・リープ あしたはきのう】の主人公は高校2年生の鹿島翔香ともう同じクラスメートのクールな秀才若松和彦の2人が軸のお話になっています!
序章では今までほとんど関わることの無かった和彦と一緒にいる場面が描かれており、翔香は夢と思っていますがここからすでにタイムリープの物語が始まっているんですね~!しかも、序章が良い!!
内容としては急に前の曜日の記憶もなく急にしらない曜日を体験する翔香ですが、未来から自分に当てた身に覚えの無い手紙があったりし、その内容のお陰で和彦と関わることになるんですね~!!
内容は恋愛やミステリー、SF要素が全て詰まった作品ですがページ数も少なくすぐに読みきれると思いますが、その面白さに驚くはずです!
翔香は一週間を色々な曜日に跳びながら、色々な謎に和彦と協力して立ち向かって行きます!2人の会話に違和感を覚えても読み進めたらその時の違和感の正体が判明した時はかなりスッキリして伏線の張りかたも上手く感心しましたね~。きっと皆様もその世界観に引き込まれるはず!?
1度は読んでおくべき作品
今作【タイム・リープ あしたはきのう】は色々なジャンルを取り入れた名作タイムリープ小説で1度は読んでおくべき作品だとバンディー的には思います!
昔に映画化もされているみたいですが、また今風にアレンジして映画化も観てみたいし、同じくアニメ化もして欲しいぐらいです!似た設定で西澤保彦の【七回死んだ男】も傑作タイムリープミステリーなんで今作【タイム・リープ あしたはきのう】でタイムリープが気に入った方は是非そちらも読んでみてください!
そして最後の『おまけ』まで読んでからまた1番最初の序章を改めて読んだときの感情は何とも言えない気持ちになりましたね~!【シュタインズ・ゲート】のトゥルーエンドを観た時と同じ気持ちでした(笑)
無理とは思いますが翔香と和彦のその後が描かれた作品を是非とも読みたかった・・・。そう思える程今回紹介した【タイム・リープ あしたはきのう】は名作でした!!
【タイム・リープ あしたはきのう】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★★★☆