ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は東野圭吾のミステリー小説【白鳥とコウモリ】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
東野圭吾の最高傑作と名高い今作【白鳥とコウモリ】にやっと挑戦出来る事になったが果たして・・・!?。
東野圭吾の代表作になりうる作品だ!!
概要
- 作品名:【白鳥とコウモリ】
- 作者:東野圭吾
- 発売日:2021年4月7日(単行本)
- :2024年4月3日(文庫本)
- 発行所:幻冬舎
あらすじ
幸せな日々は、もう手放さなければならない。
遺体で発見された善良な弁護士。
一人の男が殺害を自供し事件は解決――のはずだった。
「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」
2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の”告白”、その絶望――そして希望。
「罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない」
私たちは未知なる迷宮に引き込まれる――。引用:幻冬舎
東野圭吾
今回紹介している【白鳥とコウモリ】の作者東野圭吾は映画化・ドラマ化され、さらに凄いのは累計発行部数が1億部超えているとんでもない記録の持ち主であります!
まさに大御所作家ですね~!
福山雅治主演【ガリレオシリーズ】阿部寛主演【加賀恭一郎シリーズ】、木村拓哉主演【マスカレードシリーズ】等があり他にも沢山あります!
皆様もどれかの作品は必ず見たことあるかもしれませんね〜!
今でも勢力的に活躍しておられ、最近販売した【あなたが誰かを殺した】もバンディーも読みましたが、衰えるどころか今が全盛期って言われてもおかしくないぐらい面白い。
これからの作品にもますます期待したいです!!
事件発生
今回紹介している【白鳥とコウモリ】は善良な弁護士が遺体で発見されたところから事件は起こります。
しかし、倉木が今回の弁護士殺しを自供し事件は解決するかと思われました、だだそれだけでは終わらないんですね〜!
2017年今回の事件とは別に1984年の事件も関係してきます。
33年前の金融業者殺害事件も倉木は自供します、とんでもない展開で金融業者殺害事件の時は倉木ではなく別に犯人が捕まっており解決してますがその後悲劇が起こります。
33年前の事件の犯人は誤認逮捕という事になり警察にとっても大事になってきてここから一体どんな展開を迎えるのか全く予想出来ません!
加害者と被害者の家族が真相を追求する
あらすじで書いてるのでネタバレではないので書きますが、今作【白鳥とコウモリ】の主人公は刑事の五代ですが他にもメインのキャラクターがいます!
それは殺された弁護士白石の娘美鈴と加害者倉木の息子和真の存在です!
普通に考えたら会うのもご法度な2人ですが、今回の事件に違和感を覚えた2人は真相を解明しようとします、この過程の描き方が絶妙で夢中になり読みました。
五代の警察パートと美鈴・和真が独自で調査していくパートこの2つが主な軸として話が進んでいきます。
一見美鈴と和真は一般人なので捜査しようにも限界がありますが、何とか素人なりに調査し真相が徐々に判明していく様子はめちゃくちゃ面白かったです!
この加害者の息子、被害者の娘の不安定な関係性や被害者家族、加害者家族に対する社会の目や誹謗中傷など実際に起こってる出来事に対しても考えさせられる内容でした。
終盤の展開は脱帽
今作【白鳥とコウモリ】は美鈴・和真パートでも真相に迫っていきますが、最後は五代パートで真相が判明していきます。
五代パートではコンビである中町とのやりとりも刑事らしくよいですが、何処人情味ある五代の人となりや捜査の仕方がバンディー的には好きでした!
今回紹介した【白鳥とコウモリ】は久しぶりに先が気になりすぎてページをめくる手がなかなか止まらず一気読みしてしまいました!
あまり響かない作品は寝落ちしたりしますが、本当に面白い作品は一気読みしてしまうと改めて思い知りました!!
流石東野圭吾と思いましたし、読者を作品に惹きつける読ませる力が抜群に高い!そりゃ〜作品が一億部数も売れるわ(笑)
以前読んだ【あなたが誰かを殺した】の時も感じたが奇をてらったようなトリックや真相でなくても、それまでの過程や動機真相を丁寧に描いた作品の方が面白いと最近思うよになりました!
どんでん返しもいいが無理があったり、とっ拍子もないのでしっくりこないときあるが、今回はしっかり心に残る出来になってます。
非の打ち所がない今作【白鳥とコウモリ】ですが、気になる点は同じ東野圭吾の名作【容疑者Xの献身】が頭を過ったのと真犯人の動機ぐらいです。
これは是非とも映像化して欲しいのと早く続編が読みたいですね〜!!
【白鳥とコウモリ】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★★★☆