ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品はバンディーブログの中でも唯一全シリーズを追いかけている作品小説【隠蔽捜査シリーズ】の第6作目【去就~隠蔽捜査6~】を紹介していきます!
前回は【宰領~隠蔽捜査5~】を紹介しましたが、スピンオフの短編集で【自覚~隠蔽捜査5.5】も間に挟んでいます!単体で読んでも充分面白いですが、やはりシリーズ作品なので第1作目【隠蔽捜査】から読んだ方がキャラクターに愛着が持てるようになるので時間がある方は是非最初から順を追って読むのをオススメします!!
またしても色々な問題が勃発
概要
- 作品目:【去就~隠蔽捜査6~】以下【去就】
- 作者:今野敏
- 発売日:2016年7月29日(単行本)
- :2018年11月28日(文庫本)
- 発行所:新潮社
あらすじ
続発するストーカー殺傷事件を防ぐべく、大森署にも対策チームが新設された。だがその矢先に管内で女性連れ去り事件、さらに殺人が勃発。ストーカーによる犯行が濃厚になる中、捜査の過程で署長・竜崎は新任の上役と対立してしまう。家庭でも娘にストーカー騒動が発生、公私で勇断を迫られた竜崎の去就は……
引用:新潮社
ストーカーが事件を起こして
今作【去就】ではストーカー問題が主に取り上げられています、実際に昔からストーカー問題は現実にも問題かされていますし悲惨な事件も起こっています、そんなストーカー問題がどのように絡んでくるのか!?
ストーカーの対策チームが竜崎が所長の大森署でも編成された矢先に事件は起こります、今回も大まかな流れは今までのシリーズと同じなので事件が起きて竜崎が真相を解明すべく奮闘するのですが、今作でも新しい魅力的なキャラクターが登場します!今野敏の作品では登場人物達が非常に魅力的に描かれており横やりを入れてくる竜崎を目の敵にする上層部の人物達も、不思議な事に憎らしいが何処か印象に残る人物達になっています!
【隠蔽捜査シリーズ】は色々なキャラクターが登場しますが全員魅力的だからこそ読んでいても愛着が湧くのでしょうね!作品を重ねる事に竜崎との関係性が築き上げていく過程が分かるので順を追って読む事をおススメしたわけです!!
安定の上層部からの横やり
毎回恒例になっていますが竜崎の行動に対して、必ず横やりを入れてくる輩がいます(笑)大概がキャリアの上層部ですが今作もそのやり取りは健在です!!そのやり取りがあるので最後に竜崎が取った行動が正しかったと分かった時の爽快感が生まれるのでなくてはならない流れなのかもしれませんね!!
横やりを入れてくる輩は大概自分のプライドや保身、打算等がありますが対して竜崎は『原理原則』に従って自分の信念に従い行動しているので読んでいて気持ちよくなりますし、自分の名誉や欲の為ではなく本当に国の為に働いて居る事が分かります!こんな人物が上司だったらどれだけ良かったか(笑)
若干マンネリ化気味・・・
先ほど書いた一連の流れは水戸黄門的な流れがあって非常に分かりやすいのですが、作品がここまで続いて来るとマンネリ化になってしまい『また同じ展開か・・・』って残念ながら感じてしまったのは事実です!!
作品自体は毎回高い水準でシリーズが続いていますが、そろそろ【隠蔽捜査シリーズ】がずっと愛され続ける作品になる為の次の段階に移る時期が来ているのかもしれませんね・・・!
シリーズが長く続くだけ登場人物も増え今までの蓄積もあるのでなかなか難しいとは思いますがバンディー的にはずっと続いて欲しい作品なので次回作には新しい展開が待ち受けていることを期待します!!
半沢直樹チームにドラマ化して欲しい
前からずっと言っている事なんですが、【隠蔽捜査シリーズ】をドラマ半沢直樹チームに是非ともドラマ化して貰いたいのです!!今までもドラマ化しているのは知っていますが、どこか違う雰囲気が漂っているのです(あくまでも個人的な感想です・・)
【隠蔽捜査シリーズ】も上層部の横やりが入ってきて最後には竜崎の行動は正しかったと分かりスカッとする展開がある所も半沢直樹ぽっくて非常に相性はいいと思うんですよね!?竜崎役も伊丹役も新しく選びくれぐれもジャニーズ系以外の人選で進めてくれたら最高なんですけどね(笑)
いつか新しくドラマ化になる事を願っています!!
【去就~隠蔽捜査6~】
バンディー的オススメ度
★★★★★☆☆☆☆☆