ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品は海外ミステリーでピーター・スワソン【8つの完璧な殺人】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
今までにスワソン作品は【アリスが語らないことは】、【そしてミランダを殺す】は実際に読みましたが、残念ながら満足出来る内容では無かったです、しかし!今作【8つの完璧な殺人】はアイディアが良かったの頑張って読んでみました!
スワソン作品の中では1番好きな作品です!!
概要
- 作品名:【8つの完璧な殺人】
- 作者:ピーター・スワソン
- 発売日:2023年8月10日(文庫本)
- 発行所:東京創元社
あらすじ
ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI 捜査官が訪れる。マルコムは以前、“完璧な殺人”が登場する犯罪小説8作を選んで、ブログにリストを掲載していた。ミルン『赤い館の秘密』、クリスティ『ABC殺人事件』、ハイスミス『見知らぬ乗客』……。捜査官は、それら8つの作品の手口に似た殺人事件が続いているというが……。
引用:東京創元社
ガッカリしたスワソン作品
冒頭にも書きましたが今作【8つの完璧な殺人】の作者ピーター・スワソンの作品は今までに【アリスが語らないことは】と【そしてミランダを殺す】を読みました!
かなり期待させる煽り文が本の帯に書いていたのでワクワクしながら読んだのですが、申し訳ないですが、全くバンディーには刺さらず何なら海外ミステリーが嫌いになりそうになりました(笑)
良くも悪くも海外の小説でミステリーよりもサスペンス色が強く、煽り分で本格ミステリーみたいな内容を期待していたのでかなり肩透かしを喰らいました!2作品とも似ている作風でスワソン作品は読むのを控えようと思ってしまいました!
ラストチャンス!スワソン!?
ピーター・スワソン作品読むのを遠慮していましたが、今作【8つの完璧な殺人】のあらすじを読んで面白そうだったので今作をラストチャレンジだと思い読むことに決めました、ただしまたガッカリするようなら2度とスワソン作品は読まないと強い誓いを立てました!
いつもはピーター・スワソンの作品名には人名が入ってる事が多かったのですが、今作【8つの完璧な殺人】は珍しくタイトルに人名が入ってないのもポイントです!
内容も実在する犯罪小説8つを取り入れている所が個人的にはツボで今回のスワソン作品は期待出来そうですね~!
リスト通りの殺人が・・・
今回紹介している【8つの完璧な殺人】はミステリー専門書店の店主マルコムが主人公です、そしてマルコムが昔ブログにのせた『完璧な殺人を扱った作品を8つ』選んだリストを公開していました。
物語冒頭マルコムをFBI捜査官のグヴェンが訪れマルコムのブログで紹介した作品の手口に似た連続殺人事件が起こっていると知らされます。
物語は誰が犯人か分からないドキドキ感と主人公マルコムの過去等先が気になる展開と実在の作品のトリックを使って行われる事件はありそうで無かったので良かったです!
ただ終盤で個人的には失速気味に感じた?終わりかたがスッキリしなかったのとやはり安定のスワソン作品になったのでその点だけは残念でした!途中までは面白かった!!
元ネタ作品を知らないとしんどい!?
今回紹介した作品【8つの完璧な殺人】は実在する小説を扱っていますが、実際に読んでみて元ネタを知らないとしんどいかどうかを書いておきます!
バンディー自身は8つの作品の中で実際に読んだ事があるのはアガサ・クリスティ【アクロイド殺し】のみでした、読んでたからと言って作品をかなり楽しめたかといえばそうではありませんでした。
多分元ネタを知ってる方は今作【8つの完璧な殺人】を楽しめますが、たとえ全ての元ネタ作品を知らなくてもしんどいですが、問題無く読めるので気になる方は安心して読んで頂いて大丈夫です。
発想は良かったが・・・
今回紹介した【8つの完璧な殺人】は実際に存在する作品を扱ってる点は評価できますが、内容自体はバンディーが想像してたのとは違いました・・・。
アレックス・パヴェージの【第八の探偵】は実在した作品は扱ってませんが、代わりに作中作を扱っていますがこれがまた良くできた作品で海外ミステリー苦手な私も大満足出来た作品なのでもし今作【8つの完璧な殺人】が合わなかった方は是非とも読んで頂きたいです!
話が逸れましたが(笑)肝心の内容は超絶的なトリックは無く、結局いつものスワソン作品みたいな感じに落ち着きます、しかも若干無理があるゴリ押し?ご都合主義?みたいに感じたのが残念でした・・・。
それでもスワソン作品の中では1番好きな作品になったので、今までスワソン作品苦手な方こそ読んで欲しいです!!
【8つの完璧な殺人】
バンディー的オススメ度
★★★★★★☆☆☆☆☆