ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回は北山猛邦の本格ミステリー【アリス・ミラー城殺人事件】を紹介していきます!!
あなたは真実を見破れるか!?
概要
作品名:【アリス・ミラー城殺人事件】
著者:北山猛邦
発売日:2008年10月15日(文庫本)
発行所:講談社
あらすじ
鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む――『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって? 全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは……。古典名作に挑むミステリ。
引用:講談社
賛否両論のトリックの本格ミステリー
【アリス・ミラー城殺人事件】読み終わった後は愕然とし見事に騙され真実を見抜けませんでした!!
以前紹介した今邑彩【そして誰もいなくなる】の作品はアガサ・クリスティー【そして誰もいなくなった】をオマージュした作品でした、今作【アリス・ミラー城殺人事件】も同じように影響を受けた作品です。
冒頭にも書きましたがバンディーは読み終わった時には結末に驚いたのですが、読後はモヤモヤした気持ちが徐々に膨れ上がりスッキリした読後感には慣れなかったのです。
【アリス・ミラー城殺人事件】のトリックには賛否両論あるのではないかと思います!!
物語ラストでは驚かされ整理するために物語をもう一度読み直したのですが、確かに文中にはトリックの伏線が張られていました、なので読者に対してはアンフェアでは無いと思いますが、理解してもどうもスッキリする事は無くモヤモヤしたたままでした・・・
確かに騙され驚かされる事になるのですが、一言でいえば分かりずらい作品でした。
途中までは『誰が犯人だろう?どんなトリックだろう?』とワクワクしていましたが、ラスト読み終わった時点でテンションが下がってしまった珍しい作品でした。
バンディー的感想
本格ミステリーは今までに、麻耶雄嵩の【螢】・三津田信三の【首無の如き祟るもの】等の作品を読んだ事はありますが、これらの作品達もバンディーは恥ずかしながらトリックを見破ることが出来ずにどんでん返しに驚かされたのですが、その時の読後感は『いや~やられた!!そういうことか!!』って素直に納得でき記憶にも残る作品でした。
もしかしたらバンディー自身の読書レベルがまだまだ低いので理解できていなかっただけかもしれませんが・・・・
伏線の分かり辛さの他には、真犯人の動機が少し無理やり感があり納得出来なかったのと、物語の終わり方にも問題があったからだと思います(あくまでバンディー自身の意見ですが・・・)
【アリス・ミラー城殺人事件】はどんでん返しもあり先の展開が読めない作品ですが人によっては賛否両論になってしまう作品かもしれません、決して駄作ではありませんのでご自身はどちらに分かれるのか確かめてみては如何でしょうか!?
【アリス・ミラー城殺人事件】
バンディー的オススメ度
★★★★☆☆☆☆☆☆