ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品は鮎川哲也の代表作と言っても過言ではない【リラ荘殺人事件】をネタバレ無しで紹介していきます!
自身の名を冠したミステリー新人賞がある作家!!
概要
- 作品名:【リラ荘殺人事件】
- 作者:鮎川哲也
- 発売日:1960年1月1日(単行本)
- :2015年6月20日(文庫本)角川改版
- 発行所:角川
あらすじ
リラ荘を七人の芸大生が訪れた翌日から、殺人鬼の活動は始まった。老人が殺され、死体の横には学生のコートと、スペードのAが。それを機に別荘で次々と起こる殺人、凶悪無残な殺人鬼の正体とは?
引用:角川
初!鮎川哲也作品
今作【リラ荘殺人事件】の作者鮎川哲也の作品を読むのは今作が初めてでして名前は知っていたのですが、それは作品と言うよりは『鮎川哲也賞』でその名前を知ったのでした!
自身の名前を冠した『鮎川哲也賞』っていう新人賞がある事だけでも凄いしそれだけ日本のミステリー会に貢献し礎を築いて下さった方だと思います!
このバンディーのブログで紹介している作品でも、思い返してみると『鮎川哲也賞』を受賞した作品がありました!今村昌弘【屍人存在の殺人】と七河迦南【七つの海を照らす星】ですが両作ともに確かに面白い作品でしたので興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか!?
本格ミステリーの先駆け的作品!?
今作【リラ荘殺人事件】は日本の本格ミステリーの先駆け的な存在の作品だと言われています!今作の発行日は1960年と現在からだとかなり前の作品になりますね~。
1980年代後半から綾辻行人や有栖川有栖、我孫子武丸、歌野正午達の新本格ミステリーが流行りました、バンディーも大変お世話になりミステリーの面白さを教えてもらいました!
バンディーも綾辻行人【黒猫館の殺人】、我孫子武丸【殺戮のいたる病】、歌野正午【葉桜の季節に君を想うということ】、摩耶雄能【螢】と言った新本格ミステリー作品を読んでネタバレ無しで紹介しているので興味がある人は是非参考にしてみて下さい!!
そんな新本格ミステリーの先駆けなのが1960年代に登場した今作鮎川哲也の【リラ荘殺人事件】だと思いますね~!
トリックに斬新さは今はない・・・
今作【リラ荘殺人事件】を実際に読んでみてのバンディーは実際に感じたのはやはり今の時代に読んだら満足感は残念ながら無かったです・・・。
連続殺人が起きてその現場にトランプのカードが落ちており事件に関連性が判明しますが、当時は驚きはあったかもしれませんが今はトリックも洗練されどんでん返しも断然現代の方が面白いと面白います。
今からミステリーを読み始める方にはトリック楽しめるかもしれませんが、内容が1960年代なんで読むのは苦痛かもしれませんね~・・・。毎回古典作品を読む時は感想を書くときに悩んでしまいます、発売当時リアルタイムに読めたらどんだけ嬉しい事かといつも思ってしまいます!
ただ現代ミステリーの礎を築いた作品でもあるので読んで古典作品に触れる事も大切だと思います!しかし、バンディー的感想は今現在読んだリアルタイムでの感想を書きますのであしからず・・・。
【リラ荘殺人事件】
バンディー的オススメ度
★★★☆☆☆☆☆☆☆