ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は有栖川有栖のトリビュート小説【有栖川有栖に捧げる七つの謎】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
トリビュート小説はあまり読みませんが、今作は作家陣があまりにも豪華でバンディーも注目してる作家も多かったので読んでみました!!
質の高い短編小説ばかり!

概要
- 作品名:【有栖川有栖に捧げる七つの謎】
- 作者:一穂ミチ 今村昌弘 白井智之 青崎有吾 阿津川辰海 織守きょうや 夕木春央
- 発売日:2024年11月6日(文庫本)
- 発行所:文藝春秋
あらすじ
予想をはるかに超える名編ばかり
それにしても、ここまでやりますか⁉
――有栖川有栖、思わず脱帽
レジェンドへのリスペクトを胸に
人気作家7名が全力執筆!
真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、
女子高に潜入する火村とアリスや
不可解なダイイング・メッセージに挑む
江神たちEMCの面々まで。
「気鋭の作家が本気で遊んだら、
こんなものを書いてしまうのか⁉」と
有栖川有栖を感嘆させた一度限りの豪華トリビュート。引用:文藝春秋
有栖川有栖
今回紹介した【有栖川有栖に捧げる七つの謎】はタイトルから分かる通り、有栖川有栖へ7人の作家がトリビュートした作品を捧げた作品集です。
有栖川有栖と言えばミステリー界では大御所・レジェンド枠に入る作家で、皆さんも読んだことは無くても名前は聞いたことあるのでは無いでしょうか!?
バンディーも前作追えてる訳ではありませんが、何故か【捜査線上の夕映え】は読んでおり感想も書いてるので良ければ参考にして下さい!
これからもドンドン読んでいきたいのでまた感想書いていますので、その時はどうかよろしくお願いします!
七つの謎
今作【有栖川有栖に捧げる七つの謎】簡単ではありますが担当作家とタイトルとバンディーが読んだことある作品を紹介しておきます。
◎青崎有吾 「縄、綱、ロープ」
読んだ作品【地雷グリコ】、【水族館の殺人】
◎一穂ミチ「クローズド・クローズ」
作品は読んだ事無いが【ツンデミック】が直木賞受賞
◎織守きょうや「火村英生に捧げる怪談」
【花束は毒】
◎白井智之「ブラックミラー」
【名探偵のいけにえ】、【名探偵のはらわた】、【エレファントヘッド】、【おやすみ人面瘡】
◎夕木春央「有栖川有栖嫌いの謎」
【方舟】、【十戒】、【サロメの断頭台】
◎阿津川辰海「山伏地蔵坊の狼狽」
【紅蓮館の殺人】、【蒼海館の殺人】、【黄土館の殺人】、【バーニング・ダンサー】
◎今村昌弘「型取られた死体は語る」
【屍人荘の殺人】、【魔眼の匣の殺人】、【兇人邸の殺人】、【明智恭介の奔走】
以上7人ですが作者達の事を書いていてバンディー自身以外と作品を読んでた事に驚きました(笑)
基本的に紹介した作品は作者の代表作品的なのも多いので、今作読んで興味を持ったら是非とも読んでみて下さい!!
それぞれの味付け
今作【有栖川有栖に捧げる七つの謎】はトリビュート作品でそれぞれの作家達の色が出た作品になってます。
音楽のリミックスに近い形ですね、リミックスとは簡単に言えば元からある作品(素材)を他の人(作家)が料理(味付け)する事です。
今作でも有栖川有栖の作品や主要なキャラクターは登場しますが、有栖川作品とはまた違った作風になってるのが伝わります。
色々と制限された中では大変だったと思いますがどれもレベルが高く読みやすい作品ばかりで驚いたし、有栖川作品知らない人やミステリー初心者の方も楽しめます!
バンディーのオススメ挙げるとすると白井智之『ブラックミラー』、夕木春央『有栖川有栖嫌いの謎』、阿津川辰海『山伏地蔵坊の狼狽』この3作品は作者の色が出ており、内容も良かったので是非チェックしてみて下さい!!
【有栖川有栖に捧げる七つの謎】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★★☆☆
