絶対に読むべきどんでん返し小説!【葉桜の季節に君を想うということ】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は初めて読んだ時に度肝を抜かれたどんでん返し小説【葉桜の季節に君を想うということ】をネタバレ無しで紹介していきます!

ミステリー好きな方もこれからもミステリー小説を読み始めようという方にも、とにかく全員にオススメしたい作品です!どんでん返し小説の面白さを教えてくれてそこから様々などんでん返し小説を読み漁るきっかけを作ってくれた思い入れのある作品です!

死ぬまでに必ず1度は読んで置くべき作品!!

概要

  • 作品名:【葉桜の季節に君を想うということ】
  • 作者:歌野晶午
  • 発売日:2003年3月28日(単行本)
  •            :2007年5月10日(文庫本)
  • 発行所:文藝春秋

あらすじ

いつものようにフィットネスクラブで汗を流していた成瀬将虎は、ある日後輩の芹澤清から、彼が密かに想いを寄せる久高愛子の相談に乗ってほしいと頼まれる。愛子は、家柄の手前警察には相談しにくいので、轢き逃げに遭い亡くなった身内が悪徳商法業者・蓬莱倶楽部によって保険金詐欺に巻き込まれていた証拠を掴んで欲しいと依頼してきた。

同じ時期、将虎は地下鉄に飛び込もうとした麻宮さくらという女性を助ける。それがきっかけとなり、以後何度かデートを重ねる仲になる。

保険金詐欺事件の真相究明と将虎の恋の行方、2つの出来事がやがて交錯する

引用:Wikipedia

どんでん返し小説に魅了される

今回紹介する歌野晶午【葉桜の季節に君を想うということ】はミステリー小説でバンディーがこの作品に出会ったきっかけは絶対的な信頼を寄せているミステリー小説のランキング本【このミステリーがすごい】を初めて買った時のランキング1位だった作品が今作【葉桜の季節に君を想うということ】でした。ちなみに第57回日本推理作家協会賞
第4回本格ミステリ大賞を受賞してるので評価も高いのにも納得の出来です!!

まだまだミステリー小説初心者だった私は何を読んだらいいか分からなかったので安易な考えで『ランキング1位の作品読んでおけば間違いないないっしよ!』と考え【葉桜の季節に君を想うということ】を買って読んだのですが読み終わった時の感想は『衝撃的』の一言でした!!

そこからバンディーは『どんでん返し』に魅了されひたすら読み漁っていくのでした・・・(笑)こんなにも面白い小説のジャンルがあるのか!と喜びに満ち溢れました!前置きが長くなってしまいましたが、そんなミステリー小説の面白さを教えてくれた『思い出』の作品【葉桜の季節に君を想うということ】を紹介していきます!

『何でもやってやろう屋』の元探偵が主人公

本作【葉桜の季節に君を想うということ】の主人公は自称『何でもやってやろう屋』の元探偵の成瀬将虎でとにかくパワフルで性欲の塊の主人公です。(笑)

ある出来事がきっかけで事件に巻き込まれていくきます、本作は首無し死体や密室殺人等の事件が起こる訳ではなくどちらかと言えば現実にも起こりそうな事件が主でハードボイルドの要素もありますがまぁ~主人公の将虎のチャラさが目立ちます(笑)

平行して語られる物語

物語は将虎のパートと年金暮らしの古谷節子のパート2つの物語が語られていきます。古谷節子のパートは節子自身が蓬莱倶楽部の商品を買いまくってしまう事で借金を背負ってしまい、その借金を返済する為怪しい仕事を手伝わされ地獄のような日々が描かれています。

もちろん全く関係ない話しが書かれる事は無いので読み進めて行くと無関係だった話が段々と繋がっていく事になります・・・

驚き

騙され驚かされる喜び

あんまり詳しく書くと予備知識を植え付けてしまう事になるので内容については最低限書かさせてもらいましたが、やはり【葉桜の季節に君を想うということ】の最大のキモは『○○トリック』です!この○○の部分を書いてしまうとネタバレに繋がるので伏せておきますが、間違いなく初めて読む読者は作者歌野晶午の企みにまんまとハマり騙される事になるでしょう!!

バンディーはあまり期待を煽りたくないので『絶対に騙される!!』とかいうありきたりの事は書きたくないですが、今作【葉桜の季節に君を想うということ】に関してだけは自信をもって書きたいですね!! 読み終わり真実を知った後に必ずもう一度読み返すことは必須でしょう!!以前紹介した乾くるみ【イニシェーション・ラブ】も驚かされもう1度作品を読み返してしまいましたが、また違った驚きが待ち受けています!!

『騙される』って言葉は一般的には良いイメージは無いですが、ミステリー小説に限ってはある意味『騙される』は誉め言葉ですね!自分が頭の中で思い描いていた景色が真実が判明すると世界が一変したり、A子と思い込んでいたのが実はB子だったとか様々な読者を驚かせる企みはミステリー小説に溢れています!!

騙される事で快感を覚えたり喜んだり出来ることが出来るのが、ミステリー小説の醍醐味だと思います!今作 【葉桜の季節に君を想うということ】ミステリー小説初心者な人ほど仕掛けに気付くとかなり驚く事になると思います、かくいうバンディーも初めて読んで真相を知った時読んでいた本を衝撃のあまり落としてしまいました(笑)ただミステリー小説玄人の方(そんな方は今作を読破済みだと思いますが)だと賛否両論あったりするポイントはあるかとは思います、それでも十二分に楽しめる作品だとバンディーは信じています!!

まだまだ沢山あるどんでん返し小説

今作 【葉桜の季節に君を想うということ】 はバンディーのミステリー小説に対するとりわけどんでん返しに対しては本当に影響を受けた作品ですし、やっと自分のブログで紹介出来た事に喜びを覚えます!

バンディーの様に 【葉桜の季節に君を想うということ】 でミステリー小説の面白さに気付きもっと色々な人が読んでくれれば嬉しいですね!これをきっかけにまだまだ沢山あるどんでん返し小説、我孫子武丸【殺戮にいたる病】殊能将之【ハサミ男】貫井徳郎【慟哭】等様々な面白い作品があるので今回の紹介で少しでもどんでん返し作品に興味があった方は読んで頂きたいですね!!

今まで紹介したおススメどんでん作品をまとめた記事も書いているので参考にして頂けたら嬉しいです!!【ミステリー初心者にもおススメ!どんでん返し小説まとめ】

【葉桜の季節に君を想うということ】

バンディー的オススメ度

★★★★★★★★★★

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